顔色

2017/11/08


気がつくと、いつも謝ってばかりいる。
ごめんなさい。


いつからだろう。他人の顔色をうかがってばかりで生活するようになったのは。
昔は「他人の気持ちになって行動しなさい」っていつも叱られてたっけ。
今でも「他人の気持ち」がわからない。あたしのせいでみんな不機嫌になってる気がする。だからあたしが悪い気になる。


ごめんなさい。


何をやっても、何をしてても、他人の視線が、顔色が気になる。
(ああ、またあたし、このひとを不機嫌にさせてないかしら)って思いながら、おっかなびっくり箸を上げ下げする。


生きててごめんなさい。


いったいあたしは何のために「生かされている」のだろう。あたしは生きてて意味があるんだろうか。そんなことを考えてしまう。
あたしが存在していることで、他人を不機嫌にさせてしまう。
あたしの存在証明は、他人の機嫌を損ねることしかないの?
まわりのみんなの機嫌を損ねるためだけしか、あたしは生きてないってこと?


生まれてきてごめんなさい。


もう、これ以上、他人の機嫌を伺いながら、他人の顔色を見ながら生きていくのはイヤだ。もう疲れた。生かされていることに。


このまま誰にも気づかれないで、黙って消えていってしまいたい。今、この場からあたしが瞬間的に消滅しても、誰も困らないし、誰も気づかないし、誰も悲しまない。